格安スマホを海外で利用するには
海外旅行に行った時、スマートフォンがそのまま利用できるのかは気になるところです。特に格安スマホは海外で利用できるのかわからないという声も聞こえます。
実際、一部の格安スマホ事業者を除いては海外で利用できません。
では海外で利用できる格安スマホ事業者はどこでしょうか。
国際ローミング対応かどうか
海外でスマートフォンを利用するためには、国際ローミングに対応していなければいけません。もちろんNTTドコモ、au、ソフトバンクは国際ローミングに対応しています。
一方、格安スマホ事業者の中で国際ローミングに対応しているのは一部だけです。ただし、どの事業者でも同じく、利用する端末も国際ローミングに対応していなければいけません。
海外ローミングに対応している格安スマホでも、利用できるのは音声通話とSMSだけとなっています。一方、大手キャリア3社の場合は海外でもデータ通信の利用は可能ですが、通信料はかなり高くなり定額制であれば1980円/日〜2980円/日となっています。
それでは海外でデータ通信を行いたい場合はどうすればいいのでしょうか。
海外でデータ通信を行痛い場合
第一に、Wi-Fiルーターを利用する方法があります。国際空港ではプリペイドSIMカードが販売されているので、このSIMカードを購入してあらかじめ用意したSIMフリーのルーターで利用すると、そのプリペイド額までのデータ通信が可能となります。SIMカードを直接SIMフリーのスマートフォンで利用することもできますが、その場合は電話の発着信ができなくなるのでデータ通信専用で利用している場合のみとしたほうがいいでしょう。Wi-Fiルーターは国によって使える電波が違う場合があるため、あらかじめ確認して用意するようにしましょう。
また、渡航前にそれぞれの国で使えるプリペイドタイプのSIMカードを購入しておくと一番安上がりに利用できます。海外にいる間だけ電話番号が変わることになるのであらかじめ連絡しておけば、通話もデータ通信も問題なく利用することができます。プリペイドのSIMカードはAmazonなどのサイトで購入が可能で、2週間程度で1GB以下などのカードも販売されいているので短期の海外旅行であればこの方法が一番いいでしょう。
さらに、Wi-Fiルーターごと現地でレンタルすることもできます。事前に予約が必要ですが空港でレンタルすることができ、非常に便利ではあります。ただしプリペイドSIMカードを購入するよりも割高となることが多く、使用できるデータ量にもよりますが2週間ほどで一万円を超えてしまう可能性もあります。
なお、日本国内で海外通信無制限のSIMカードを提供している事業者もあります。モベルで提供している「海外パケット放題SIMカード」はほとんどの国で通信速度が128kbpsとなりますが、パケットは使い放題でSMSも使い放題、通話料も一律で1分60円と通常の国際ローミングでの通話よりも割安で利用できます。世界140か国で利用可能なので、複数の国を回るようなときは煩わしい切り替え作業などがあまりなく簡単に利用することができます。1か月5994円で利用できるので、長期的に海外で過ごす様であればこれを選んでもいいかもしれません。
まとめ
海外に旅行する時は、それぞれの国でインターネットに対する考え方も変わり、データ通信環境も異なります。旅行中ですし少しの間ならデータ通信は利用できなくても問題ないかもしれません。しかし何かあった時にデータ通信がつながると安心感がありますし、いざというときに焦ってつなごうとしても難しい場合もあります。そのような事態にならないよう、あらかじめどうやって通信環境を確保するかを計画して、その準備をしておくようにしましょう。
せっかくの海外であれば、気になるようなことを残しておくと満喫できなくなってしまうかもしれませんからね。備えあれば憂いなし、と考えて事前に備えておくようにしましょう。
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