余った容量を繰り越せる格安スマホは
スマートフォンの契約をする際、高速データ通信容量でどのプランを利用するか選ぶことが多いですが、そのデータ容量をきっちり使い切る人はあまりいないでしょう。ほとんどの方は速度制限を受けないよう、ある程度余裕があるコースを選びます。
その余ったデータは大手キャリアでは繰り越せることが多く、無駄にはなりません。
しかし格安スマホでは、繰り越せる事業者と繰り越せない事業者があります。余った容量を繰り越せるのはどの事業者でしょうか。
IIJmioの場合
多くのMVNOに回線を提供し、自らもMVNOとなっている「IIJmio」では、高速データ通信をクーポン形式にしてユーザー自身でコントロールできるようにしており、余ったクーポンは翌月まで繰り越しができるようにしています。
クーポンの利用は任意に切り替えられるので、残しておきたいのにうっかり使ってしまう、という事態が起こりにくくなっています。
3GBプラン、5GBプラン、10GBプランのどれでも繰り越しが可能です。格安スマホの中ではいち早く繰り越しできるようにしていて、人気が高い事業者です。
楽天モバイル
楽天市場など様々なサービスを提供している楽天が運営する「楽天モバイル」も高速データ通信の繰り越しに対応しています。
最大通信速度が200Kbpsで高速通信ができないベーシックプランを除いた3.1GBプラン、5GBプラン、10GBプランではそれぞれ翌月まで繰り越すことができます。
5分かけ放題オプションや楽天スーパーポイントなどで注目されている事業者です。
DMMmobile
料金が安いことで評価されている「DMMmobile」でも、容量の翌月繰り越しが可能です。
「DMMmobile」では高速通信ができない最大通信速度が200Kbpsのライトプランを除いた1GB、2GB、3GB、5GB、7GB、8GB、10GB、15GB、20GBの各プランで余った容量を翌月に繰り越すことができます。
元々多くのプランがあるので高速データ通信容量を無駄にしない利用ができますが、容量を繰り越せることでますます無駄なく利用することができます。
mineo
NTTドコモとauのどちらの回線も利用できる「mineo」では、NTTドコモとauのどちらの回線でも翌月繰り越しが可能です。
プランは500MB、1GB、3GB、5GB、10GBの5プランがそれぞれ用意されていて、さらに家族と分け合う『パケットシェア』や友人と分け合う『パケットギフト』、mineoユーザー同士で分け合う『フリータンク』といったデータ容量を無駄にしない様々なサービスが用意されているので、繰り越しでも使い切れない場合や足りない場合も無駄なく利用できるようになっています。
BIGLOBE SIM
プロバイダとして古くから利用されているBIGLOBEが運営する「BIGLOBE SIM」では、3GB、6GB、12GBプランと音声通話対応プランのみにある1GBプランで翌月繰り越しが可能です。
「BIGLOBE SIM」では全国およそ80,000か所のWi-Fiスポットが利用可能なので、うまく使い分けることでますます無駄なく利用できるようになります。
OCNモバイルONE
格安スマホのシェアNo.1である「OCNモバイルONE」にも容量繰り越しサービスがあります。
「OCNモバイルONE」では月3GB、5GB、10GBのコースでは余った容量を翌月に繰り越すことができ、1日110MB、170MBのコースでは翌日に繰り越すことができます。
しかし最大通信速度が500Kbpsとなる月15GBコースの場合は繰り越しができません。
日次プランでの繰り越しができるのは珍しいので、例えば日曜は自宅のWi-Fiに接続して利用し、平日にはその分多めに利用するということもできます。
まとめ
格安スマホでも最近は余ったデータ通信容量を翌月に繰り越せる事業者が増えてきました。今回紹介したほかにも繰り越しが可能な事業者があり、今後も増えてくると思います。
その時々でデータ通信を利用する頻度や内容は異なってきますが、その利用状況に合わせてプラン変更をこまめにするのも面倒なことがあるので、余ったデータ容量を繰り越し可能な格安スマホを選んで無駄なく簡単に利用できるようにしましょう。
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