格安スマホの通信速度はどのくらい必要か
格安スマホのプランはその多くが高速データ通信容量によって分かれており、ユーザーは自分の利用頻度によってどの通信容量がいいかを選んで契約することになります。
しかし中には通信が低速の代わりに月額基本料金が安いプランや、低速であれば使い放題となるプラン、または容量が大きいプランなどもあります。
実際にどの程度の通信速度が必要なのでしょうか。
格安スマホの通信速度
格安スマホの通信速度はプランと事業者によって変わりますが、代表的な通信速度は128Kbps、200Kbps、500Kbps、3Mbps、150Mbps、225Mbps、300Mbpsといった速度に分かれます。ちなみにこれらは最大受信速度であって、実際に受信する速度である実効速度とは異なります。
実効速度はその事業者や時間帯によってかなり異なりますが、最も多い225Mbpsの場合でも実効速度としては早くて50Mbps、遅ければ際限なく遅くなります。
平均すると5Mbps前後になる場合が多いようです。
単位としては1Mが1000K、bpsはビット・パー・セコンドの略で1秒間に何ビットの通信ができるかということになります。
ちなみに1GBなどのBはバイトという単位で、1バイトが8ビットです。そのため200Kbpsは1秒間に200Kbit、つまり25KBのデータをやり取りできるということになります。
動画の場合
動画の場合、画質を480pにして見る場合はスムーズに見るために実効速度でおおそ600Kbpsが必要になります。
500Kbpsであれば360pに画質を落とした場合はスムーズに動くと思われますが、200Kbpsでは最低の240pまで画質を落としてもおそらく頻繁に止まってしまうと思います。
動画はどのサービスで視聴するかによってその画質も変わってきますが、ストレスなく見たければ高速データ通信を利用するかWi-Fiに接続して視聴した方がいいでしょう。
アプリケーションのダウンロードの場合
アプリケーションのダウンロードはなるべくWi-Fiに接続した状態で行う方がいいのですが、家にインターネットがない場合や外でダウンロードする場合もあるでしょう。
アプリケーションの容量は平均して50MBくらいですが、5Mbpsでダウンロードするとおよそ80秒かかります。これが500Kbpsであればおよそ800秒、13分20秒とかなりの時間になり、200Kbpsではおよそ2000秒、33分20秒もかかることになります。
そのため低速でデータ通信を契約している場合は、無料で利用できるWi-Fiスポットなどを活用してダウンロードしないとかなりストレスが溜まるでしょう。
特にゲームなどは初回ダウンロードのほかに追加データなどかなり大きなデータ量のダウンロードが必要となる場合があり、場合によっては1GB近いデータをダウンロードする必要があります。
低速では気が遠くなるような時間がかかるので、ローソンやセブンイレブン、イトーヨーカ堂などでもある無料Wi-Fiスポットを利用しましょう。
Webサイトを閲覧する場合
インターネットのWebサイトを閲覧する際はデータ通信速度が遅くてもそこまで時間はかかりませんが、画像が多いページや動画が埋め込まれたページなどはやはり開くのに時間がかかります。
平均的なWebページのデータ量は1MBくらいなので、通信速度が500Kbpsでも約16秒、200Kbpsだと約40秒かかります。
たくさんのページを見るには少々時間がかかりますが、ほんの数ページを見るだけなら我慢しつつ使えるかな、という感じです。
まとめ
格安スマホの通信速度はNTTドコモやau、ソフトバンクなどに比べると全般的に遅くなっています。そのため、大手キャリア3社から格安スマホに乗り換えた場合は大きなデータをダウンロードするときなどにかなり時間がかかるように感じられるでしょう。
遅いのが嫌な人は、格安スマホ事業者の中でもまだスピードが出ると言われている事業者を選ぶようにしましょう。
また、なるべく大きなデータはWi-Fiを使ってダウンロードするようにすればそれほど気にならずに利用できると思います。
動画などに関しては必要なスピードの上限があるので、高速データ通信ができればそれほど気にはならないと思います。
格安スマホをストレスなく使いこなすために、その欠点なども踏まえた上で使っていきましょう。
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