格安スマホのデータ無制限プランには注意

格安スマホのデータ無制限プランには注意

 

格安スマホの多くは料金プランによって毎月利用できるデータ通信量が決まっており、その通信量を超えると通信速度に制限がかかってしまいます。しかし中にはデータ通信量を無制限としているプランもあり、特にデータ通信をよく利用する目的で格安スマホを選んだ人には支持されています。ではデータ通信量無制限プランの特徴とはどのようなものでしょうか。


データ通信量無制限プランの特徴

まず主要な携帯電話会社であるNTTドコモ、au、ソフトバンクでは、10GBほどのデータ低額パックで8000円前後の料金となります。
それに対して格安スマホのデータ通信量無制限プランは、通話機能付きのプランでもおおよそ3000円前後で利用できますので、料金的にはかなり安いと言えるでしょう。

 

その速度に関しては格安スマホの事業者によって様々であり、U-mobileの提供する「LTE使い放題」プランやb-mobileの「b-mobileSIM高速定額」であれば最大受信速度が150Mbpsと高速通信を利用できるプランとなっているものの、混雑時にはかなり速度が落ちると言われています。

 

ぷららモバイルLTEの「定額無制限プラン」であれば最大通信速度が3Mbpsと最大速度は落ちるものの、安定性が高いと言われており通常の利用としては十分な速度が出るようになっています。@モバイルくん。では「3G使い放題プラン」として最大受信速度14.4Mbpsのプランを用意していて、LTEによく言われるエリアの狭さと通信の不安定さに不満がある場合はお勧めとなります。

注意すべきは格安スマホの通信回線の状況

最大通信速度において注意が必要なのが、格安スマホの通信回線の状況です。

 

そもそも格安スマホの通信回線は主要な携帯電話会社から余剰となっている回線を借りて提供しているため、それほど余裕があるわけではありません。そのため、接続が集中している時には主要な携帯電話会社よりも早くスピードが落ちてしまいます。

 

いくら最大実行速度が高くても実効速度が低ければ意味はないので、それぞれどの程度の実効速度が出ているかは口コミなどを見て参考にしてみるといいでしょう
また、無制限とはいえ中には1日もしくは3日程度で一定量のデータ通信を行った際に速度が一時的に制限される事業者もあります。

 

通信速度の低下を避けるために

データ通信の安定性と大容量を求める場合は、10GB程度のプランを2つ契約するという方法もあります。

 

基本的にデータ通信回線は有限である以上、容量が決まっている回線に優先的に振り分けられることになります。そのため、データ通信無制限プランはその余っている部分を利用している状態であることが多いのです。

 

そうなると回線に余裕がなくなった時に真っ先に不安定になるのがデータ通信無制限プランで契約している回線になるため、それよりも自分が利用するデータ量を考えて複数枚のSIMカードを契約して必要に応じて切り替えて使う、というほうがデータ通信としては安定して利用することができるのです。

 

ただし、SIMカードを2枚契約して利用するのはデータ通信無制限プランに契約するよりも利用料金が高くなってしまうので、安定性と料金のどちらを重視するかをよく考えてから使用したほうがいいでしょう。

ポイントを押さえて通信量無制限プランを利用しよう

このように、便利に見えるデータ通信量無制限プランですが、実効速度やエリア、回線の種類など気を付けなければいけないポイントはいくつもあります。

 

また、安定性という面では違う使い方を選ぶ方がいいかもしれません。例えば自宅でWi-Fiを利用してデータ通信を行っており、外で大きなファイルをやり取りしたり動画や音楽を視聴したりしていない場合は必要ではないでしょう。ただし事業者によっては問題なく利用できる場合もあるため、口コミなども参考にしつつしっかりと考えてみましょう。
少なくともデータ通信量無制限であるというだけですぐに飛びつくことはお勧めできませんので、自分の利用方法なども考えたうえで申し込みましょう。

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